前日の雨に打たれたバイクを丁寧に洗車し、乾燥の為に少し走ろうとエンジンをかけた途端に奥多摩の小河内ダムの駐車場に着いてしまいました。
日曜日の昼に来たのは初めてなのですが、バイクが多分100台以上駐車場に集まっています。グループ・ツーリングの面々、峠攻め帰りの猛者に混じって最近はあまり見ない暴走族の少年達がバイク談義に花を咲かせています。
前回来た時は閉鎖していた奥多摩道路を走ってみようと向かいました。まだ、ビギナーの域を出ない私は後から迫る猛者達に道を譲りながらマイペースでコーナーを楽しんでいたところ、前方で手を振る姿を発見し、停止して話を聞くと進行方向前方で事故が起きているので徐行して下さいとのことです。救急車を呼んだことを確認してその場を離れると、道路脇にうずくまっている少年(多分)を見つけ、その横に停車して容態を聞くと、顔をしかめながら「親指が吹っ飛びました」と言います。一瞬血の気が引いてクラッとしましたが、彼の手を見るとちぎれた指を持っています。大丈夫との事なのでその場を後に安全運転で峠を下って帰りましたが、一つ反省したことがあります。
指は切断しても短時間であれば縫合などで戻すことができます。学生時代に先輩が自炊の際、包丁で切り落としてしまったのですが、無事に戻すことができました。
但し、切断した指は腐敗しやすくすぐに冷やして保管することが必要と行っていたことを思いだしたのです。あの時、峠のパーキングに戻って出店などから氷をもらってきてやれば良かったと自分を責めました。